塩ノ谷早耶香- Shionoya Sayaka –
「塩ノ谷史上最もポップ」な曲調で、親友への想いを綴る同世代へ向けたメッセージソング。
――通算6枚目のシングルとなる「SMILEY DAYS」について話を聞かせてください。今作は、今年2月にフィンランドで行なわれた共同作曲キャンプA-pop Castleに参加して作り上げた楽曲なんですよね?
はい。世界各国の著名な作曲家さんが20人くらい集まって、3人でチームを組んで1日で1曲仕上げるというキャンプでした。フィンランドという初めての土地で初めての人と作業をするのは、とても刺激的でしたね。最初は引っ込み思案な自分が出てしまいましたが(笑)、限られた時間で曲を仕上げないといけないので、もうそんなこと言ってられない! って状況に追い込まれましたね(笑)。そんな生活を3日間続けて3曲作ってきたのですが、その中の1曲がこの「SMILEY DAYS」です。
――どんなテーマで制作した曲なのでしょうか?
今の塩ノ谷早耶香のありのままの姿を見せられる曲が作りたかったんです。共同作曲したメンバーには、〈同年代の女の子たちに寄り添えて笑顔になってもらえる曲〉というテーマを伝えました。そこからトラックメーカーさんに土台を作ってもらって、私がメロディーラインを即興で歌い、繰り返し何度もブラッシュアップして完成させました。
――歌詞はどのように書き上げていったのでしょうか?
小学校の頃から仲良しの親友をイメージしながら書きました。子供の頃からずっと隣にいてくれた同性の親友って、家族には言えないことや悩みを言い合えたり、一番自然体でいれるんですよね。今は離れた場所でそれぞれの人生を歩んでいるけれど、その人の幸せを忘れたことはないというメッセージを感じてもらえると思います。
――2曲目にはGABRIELLEのカヴァー曲「I Wish」。この曲をカヴァーした理由を教えてください。
デビューするまで、幼稚園から続けていたダンスというフィルターを通してでしか洋楽に触れてこなかったんですが、純粋に自分が好きな洋楽を知るためにいろいろ聴いていくと、90年代のR&Bとかジャジーな雰囲気の曲が好きなことがわかってきました。その中でも自分が歌ってみたいと思ったのがGABRIELLEさんの「I Wish」だったんです。
――日本語にアレンジされた今作を実際に歌ってみた感想も教えてください。
小悪魔的な要素があって、その中にも切なさがあって、原曲が洋楽とは思えないくらい歌いやすかったです。ひと言ひと言のフレーズ、トラックやメロディーラインに描かれている感情にも共感できたので、自然体で歌えることができました。ぜひ原曲と聴き比べてアレンジや歌声の違い、歌詞の違いも楽しんで欲しいです。
――3曲目の「奇跡」についても聞かせてください。
この曲もフィンランドで作ってきたんですが、「SMILEY DAYS」とは違って第三者から見た私らしさを曲に反映してもらいました。切なさや影の部分がフォーカスされた仕上がりになりましたが、その中にも暖かさや優しさを感じていただける素敵な作品になったと思います。
――ここからは少しプライベートなことも聞かせてください。最近の好きなファッション・スタイルを教えてもらえますか?
今までは黒が中心で、あまり派手なカラーリングの服は来てこなかったんですね。でも、今作「SMILEY DAYS」に出会って、パステル系とか優しいカラーが気になっています。スタイリストさんのおかげで、新たな自分を知ることができました。なので、最近はカジュアル系のスタイリングにちょっとガーリーな要素を入れるようにしています。
――休日はどのように過ごしていますか?
家にいることが多いです(笑)。映画を観たりマンガを読んだり。昔から少年コミックも好きで、父親がマンガ好きだった影響もあって男の子っぽいところもあるのかもしれないですね。
――あと、趣味にしていることはありますか?
自分でご飯を作って、かわいく写真に撮ること。スマホのアルバムにクッキングってフォルダを作っていて、そこを最高にかわいい料理で埋め尽くすことにハマッています。大豆粉を使ったり、健康的な料理を作るのが好きですね。
――塩ノ谷さんの今の夢とは何ですか?
歌手として、誰かの人生の一部分に携われることができたなら、それは凄く幸せなことだと思うんです。たくさんの人に寄り添えることができる音楽を作っていくことが、私の夢です。
――最後に今作や今回のインタビューを通して初めて知っていただく方へメッセージをお願いします。
私が表現する歌には光と影があったり、〈誰かに寄り添える歌〉をテーマにしています。これからも私だから歌える言葉やメロディを届けていきたいと思っているので、みなさんが歩む人生の喜怒哀楽の中に私の音楽が少しでも寄り添えるようにがんばっていきます。そして、できることならば、私の歌を直接届けたいと思っています。ぜひライヴにも足を運んでみてください。音楽を通して寄り添えることができるようにがんばっていきますので、これからも応援よろしくお願いします。
ライター/NOBUHIKO MABUCHI
【ライヴ情報】
『塩ノ谷 早耶香 LIVE 2016 〜always with you〜』
7月31日(日)渋谷WWW
8月5日(金)福岡DRUM Be-1
公式情報
WEB:www.shionoya-sayaka.jp/
ツイッター:https://twitter.com/shionoya_staff1
youtube:https://www.youtube.com/channel/UCTRx2DPimemhbXWehuqH0kA